福島県知事選、内堀氏支援決議案決定 自民県連、定期大会提出へ

 

 自民党県連は14日、福島市で総務会を開き、11月11日の任期満了に伴う知事選で現職の内堀雅雄知事(57)=無所属、2期=の3選への立候補を想定し、引き続き内堀氏を支える姿勢を示す特別決議案を決めた。19日の定期大会に提出する。

 今夏の参院選と秋の知事選、県議補選の必勝に向けた特別決議で、知事選については支援する立候補予定者を明記しないが「安定した政治の継続」によって日常の安全・安心を県民に提供していく覚悟を盛り込むなど、内堀氏の立候補を念頭に置いた。決議案には、参院選に党公認で出馬する県医師会副会長の星北斗氏(57)の必勝を期すことを盛り込んだ。

 総務会ではこのほか「ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議」を大会に提出することも決めた。決議案では「ロシアのウクライナへの軍事侵攻は国際法に違反する明らかな侵略で、断じて許すことができない」と強調。原子力施設周辺での軍事作戦について、未曽有の原発事故を経験した県民として強く非難し、即時の攻撃停止と完全撤退を求めるとともに、国に在留邦人の安全確保、経済制裁措置など厳格な対応を取ることを求めた。