高橋候補・SNS通じ発信、佐藤候補・経験をアピール 県議補選郡山

 

 県議補選郡山市選挙区(欠員1)は、30日の投開票に向け終盤戦に入った。届け出順にともに新人で、会社経営高橋翔候補(34)=諸派=と元郡山市議で会社員佐藤徹哉候補(54)=自民=の両陣営は支持拡大を目指し、政策の浸透を図っている。

 高橋候補は選挙カーによる遊説のほか、交流サイト(SNS)を通じた情報発信に力を入れる。人口減少対策や子育てしやすい環境の整備などを訴えている。

 佐藤候補は有権者が多い旧市内を中心に市内全域をくまなく遊説する。陣営は「最低4万票」を目標に掲げ、市議3期11年の経験と実績をアピールしている。

 期日前投票者数は2019年の前回県議選の同時期より増えているものの、最終的な投票率を高橋陣営は40%、佐藤陣営は30%程度と予想。政策の発信により有権者の関心をどこまで高められるかが焦点となる。

 期日前投票は増加

 県選管は26日、知事選と同じ30日に投開票される県議補選郡山市選挙区について、投票5日前となる25日までの期日前投票者数を発表した。告示翌日の21日からの5日間で1万7508人となり、2019年の前回県議選の同時期に比べて27.4%増加した。

 投票者数は全有権者の6.51%に相当する。前回同期は1万3743人で、3700人余り増加した。前回は最終的に3万8469人が期日前投票を行った。

 併せて不在者投票者数も発表した。1060枚の投票用紙を交付し、25日までに275人の投票を受け付けた。前回は870人が不在者投票をした。