「三春町議選」2期連続無投票 現新16人の当選決まる

 

 任期満了に伴う三春町議選は5日告示され、定数16に対して現職10人、新人6人の計16人が立候補し、無投票当選が決まった。無投票は前回2019年に続き2期連続。

 当初は定数割れが見込まれた中、新人2人が告示日に立候補を決めたことで欠員を免れた。ただ、引退を示唆していた4人を除く現職10人のほか、告示前日までに立候補を表明した新人は4人にとどまり、議員のなり手不足が浮き彫りとなった形だ。

 有権者からは、定数削減など議会改革の必要性を指摘する声も上がる。

 最年少で当選した新人の大内広信氏(44)は「若い世代が町づくりや政治に関心を持っていない。自分が議員になることで新しい風を吹かせたい」と述べ、今後の議会で適正な議員定数について議論する必要性を強調した。

 当選証書付与式は11日午後1時半から、町役場で行われる。任期は10月1日から4年。

◇三春町議選当選者
(定数《16》-16、届け出順、敬称略)
影山 孝男 66 農業 無新
影山 常光 71 行政書士 無現
橋本善一郎 68 農業 無現
松村 妙子 63 無職 公現
三瓶 文博 66 会社役員 無現
鈴木 利一 69 無職 無現
三瓶 一寿 67 建築家 無新
佐久間正俊 73 会社役員 無現
佐藤  弘 77 無職 社現
篠崎  聡 59 会社員 無現
影山 初吉 75 町議 無現
大内 広信 44 会社員 無新
山崎ふじ子 63 看護師 無現
遠藤 亮子 62 会社員 無新
石井 一正 81 会社役員 無新
小林  孝 73 農業 無新