東日大昌平が3位決定戦制す 終盤一気、4番岸田が7回殊勲打
三位決定戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
磐城 |
1 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
東日大昌平 |
0 |
2 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
3 |
X |
7 |
あいづ球場(会津若松市)で23日に行われた第73回春季東北地区高校野球県大会の最終日は、3位決定戦は7―3で東日大昌平が磐城を退けた。
いわき支部予選で苦杯をなめたライバルを突き放した。東日大昌平の4番岸田脩汰(3年)は勝ち越しの適時打で勝利を呼び込み、「これまで打てずに申し訳ない思いがあった」と殊勲の一打を振り返った。
同点で迎えた7回無死三塁。岸田に力みはなかった。「自分がだめでも(5番の)金井(優真)がいる」。開き直ったことで決勝打が生まれた。右前に適時打を放つと、思わず右手の拳を突き上げていた。
捕手としてもリードがさえた。2回にマウンドに上がったエース草野陽斗(2年)は制球が定まらず6四球。「とにかく自分のボールを投げろ」と辛抱。8回の2死満塁のピンチで登板した矢板裕大(3年)には打者を追い込み直球を要求。今度は強気の配球でピンチを脱した。「大会で見えた課題を見直していく」と岸田。王者を目指し、チームを導くつもりだ。