東邦銀行陸上部加入、短距離の井戸「日本のトップ立ちたい」

 
世界を目指して活躍を誓った井戸(左)と吉田監督

 東邦銀行陸上競技部に加入した井戸アビゲイル風果(ふうか)(22)は1日、県庁で記者会見し「日本のトップに立ちたい。チームの先輩と世界を目指して頑張る」と活躍を誓った。

 岐阜県美濃加茂市出身の井戸はジャマイカ系英国人の父と、日本人の母を持つ。至学館高(愛知)から甲南大(兵庫)に進んだ。短距離を主戦場とし、女子200メートルでは昨年の日本学生対校選手権(インカレ)で2位、日本選手権で8位などの成績を収めている。200メートルの自己ベストは23秒73。

 東京五輪出場を目標に立ち上げられた日本陸連主催の女子リレーのプロジェクトで、同行陸上部の吉田真希子監督と出会ったことがきっかけで入部に至った。

 今後は専門とする200メートルに加え、400メートルにも挑戦する。「200メートルは23秒台前半を目指し、400メートルはレース経験を積んでいきたい」と意気込んだ。現在は5月に開かれる世界リレーの代表入りにつながる、出雲陸上競技大会(13、14日・島根県立浜山公園陸上競技場)に向けて調整を進めている。

 会見に同席した吉田監督は「(井戸は)主体性を持って競技に取り組める。所属選手が互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながらやれるチームになると思う」と期待を寄せた。

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