福島県3蔵元『燗酒』最高金賞輝く 全国で日本酒の味わい競う

 

 温めた日本酒の味わいを競う「全国燗酒(かんざけ)コンテスト2019」の審査結果が22日までに発表され、最高金賞に本県3蔵元の4銘柄が輝いた。金賞には4蔵元の6銘柄が選ばれた。

 最高金賞に選ばれたのは、お値打ち燗酒ぬる燗部門(720ミリリットル税別1100円以下)で花春酒造(会津若松市)の「花春 濃醇純米酒」、同熱燗部門(同)で同社の「花春 辛口純米酒」、プレミアム燗酒部門(720ミリリットル税別1100円超)で奥の松酒造(二本松市)で「奥の松 辛口原酒」、特殊ぬる燗部門(にごり酒・古酒など)で笹の川酒造(郡山市)の「秘蔵純米 25年古酒」。

 同コンテストには全国268社から4部門に計905点が出品された。7月31日に東京都で審査会が開かれ、酒造技術者や酒類流通関係者ら39人がブラインド(目隠し)審査で評価。評価スコアの平均値で上位30%を金賞とし、うち最上位5%を最高金賞と認定した。

 金賞には、お値打ち燗酒ぬる燗部門で人気酒造(二本松市)の「人気一 黄人気旨辛口」、同熱燗部門で花春酒造の「花春 甘口純米酒」、プレミアム燗酒部門で大和川酒造店(喜多方市)の「純米大吟醸 弥右衛門」、人気酒造の「人気一 燗酒スペシャル」、特殊ぬる燗部門で大和川酒造店の「純米にごり 弥右衛門 月あかり」、榮川酒造(磐梯町)の「榮川 純米酒にごり」が選ばれた。