「会津清酒特集」別冊に!若松市政だより、蔵元や酒販店で活用
会津若松市の職員が酒造りの1年間を追い、会津清酒の奥深い魅力を紹介した小冊子「んだがら、会津は酒がうまい!」が刊行された。市政だより2019年12月1日号に掲載された特集記事が好評を得たことから、同市が別冊化した。市政だよりの別冊化は初めてという。
特集記事は、会津清酒を通じて地域について改めて知ってもらおうと企画された。「現代の名工」で、同市の鶴乃江酒造で杜氏(とうじ)を務める坂井義正さんに密着取材したほか、市内の蔵元を全て巡り、それぞれのこだわりを聞き出した。酒販店や飲食店にも足を運び、日本酒の魅力を多角的に探った。
市政だよりが発行されると「会津清酒のPRに活用したい」「市外の人にも送りたい」などと要望が出て、別冊化が決定。6000部を作成し、蔵元、酒販店などで活用されることになった。 文章、写真などを手掛けた坂内恵主査は「作り手の思いや手間を知ることで、会津清酒一口一口の味わいも違ってくる。地域の宝である会津清酒を、皆さんと一緒にPRしていきたい」と話している。
小冊子は市役所で配布する。同市のホームページからPDFデータとして入手することもできる。問い合わせは、市秘書広聴課へ。