香り立つ大吟醸「桜福姫」限定販売 二本松市と東京農工大連携

 
大吟醸としておいしさを増した桜福姫

 農業を中心とした地域振興に関して二本松市と連携協定を結んだ東京農工大大学院の事業として、同市東和地区で試験栽培されたコメで造った純米大吟醸生酒「桜福姫」が出来上がった。市などが3日、発表した。

 「桜福姫」は同市の人気酒造が昨年夏の販売に引き続き2年連続で醸造した。前回は純米吟醸生酒で、今回の仕込みではグレードを上げた。

 醸造で使われた米は前回と同じ仮称「NOKO1号」で、精米歩合50%まで磨いた。アルコール度数は16度で、すっきりとしたフルーティーさとこくのあるうま味をそのままに、香りが立ち、さらに味わい深い酒に仕上がった。

 1379本の限定販売で、価格は720ミリリットル入り1980円。同市の各道の駅と安達ケ原ふるさと村のほか、一部は小売店で販売される。発表では三保恵一市長、遊佐勇人人気酒造社長らがPRした。