東京で13蔵元飲み比べ!統一ブランド日本酒「アイズ-アイズ」

 
13蔵元の味わいの違いを楽しむ参加者=東京都・ピアシス新橋店

 会津産の酒米と水で仕込んだ13蔵元統一ブランド日本酒「AIZ'S―EYES(アイズ―アイズ)」のお披露目会は5日、東京都のピアシス新橋店で開かれた。都内での試飲会は初めてで、関係者が会津清酒のおいしさをアピールした。

 アイズ―アイズは各蔵元と地域商社「會津アクティベートアソシエーション」が、2018(平成30)年に発売を開始。ワインの代表的産地として知られるフランスのボルドーのように、日本酒といえば会津と世界に認められることを目標としている。参加蔵元はスタート時の7社から13社に増え、発売本数も今年は1万本を予定する。1月にはPRに取り組む新組織「AIZ'S―EYES推進委員会」(松本善六委員長)が発足。今後は首都圏や県内での試飲イベントなどを増やし、知名度向上と販売拡大を狙う。

 お披露目会では、シンガー・ソングライターで利き酒師の氏家エイミーさんが進行役を務め、13蔵元の飲み比べを楽しんだほか、会津産食材などを使った料理が振る舞われた。参加者からは「赤べこのラベルがかわいい」「香りがあり、おいしい」などの声が出た。

 松本会長は「各蔵特徴があり、顔は一緒でも性格が違う。一緒に会津を愛し、会津を売り込みたい」と語った。参加した岩川秀典さん(43)は「日本酒は最近飲み始めたばかりだが、フルーティーなイメージ。ふくよかで丸みがある」と堪能していた。

 アイズ―アイズは、各蔵元が仕込んださまざまな味わいの純米吟醸酒(末廣酒造は山廃純米吟醸)を、赤べこをデザインした統一ボトル(720ミリリットル入り、税別2500円)で販売する。各蔵の社名を記した会津木綿柄のシールも特徴。