「純米吟醸あらかわ」福島で新酒発表会 水質日本一荒川の水使用

 
荒川の水で仕込んだ日本酒「純米吟醸あらかわ」

 福島市の荒川桜づつみ酒造り協議会は12日、市内を流れ、10年連続水質日本一に輝いた荒川の水で仕込んだ「純米吟醸あらかわ」の新酒をお披露目した。金水晶酒造店(同市)が本県のオリジナル酒造好適米「福乃香」を原料に醸造した。

 荒川の水を使った酒造りは2年目。今年は酒米を夢の香から福乃香に変更し、精米歩合55%とした。雑味が少なく、フルーティーな味に仕上がったという。

 福島市で開かれた新酒発表会で、油井健治会長が出来栄えをPRし、木幡浩市長らと一緒に鏡開きした。

 新酒は4合瓶(720ミリリットル)で2種類ある。12日発売の生酒は1800本、来年3月以降発売予定の一回火入れは700本を用意。同市の県観光物産館や金水晶酒造店で取り扱う。価格は1本1930円。

 酒かすと山形県酒田市の海水で製造された食塩のおつまみも付いている。