コメの甘み感じる「鮫川21」新酒 4月14日大谷忠吉本店で販売

 
完成した鮫川21を手に喜ぶ(左から)関根村長、高野組合長、大谷代表

 鮫川村の西山成苗組合が育てた酒米で仕込んだ新酒「鮫川21」は4月14日から、醸造元の白河市の大谷忠吉本店で販売される。販売に先立ち、お披露目会が7日、同村のおしゃべりキッチンで開かれ、関係者が新酒の完成を祝った。

 鮫川21は、栽培が難しく幻のコメと呼ばれる「農林21号」を使った原酒純米吟醸。約2200本限定で、720ミリリットル入り税込み1250円で販売される。例年は新酒を味わう懇親会も行われるが、新型コロナウイルスの影響でお披露目会のみとなった。

 お披露目会には約10人が出席。高野博光組合長が「多くの人に買ってもらい、村の活性化にもつながればうれしい」とあいさつ。同店の大谷浩男代表が「お米の甘みを感じる味わいに仕上がった」と出来栄えを語った。関根政雄村長が祝辞を述べた。