鑑評会出品酒が勢ぞろい!福島県観光物産館 大吟醸など27銘柄

 
全国新酒鑑評会の出品酒の販売を始めた県観光物産館

 福島市のコラッセふくしまにある県観光物産館は14日、本県の蔵元が今年の全国新酒鑑評会に出品した大吟醸酒など27銘柄の販売を開始した。本県は都道府県別の金賞銘柄数で8回連続の「日本一」が懸かっており、21日の結果発表に向けて機運を盛り上げる。

 2020酒造年度(20年7月~21年6月)の日本酒の出来栄えを競う今年の全国新酒鑑評会には、県内の約40蔵元が挑んでいる。物産館は、このうち27蔵元の出品酒やほぼ同等の日本酒を店頭に並べた。結果発表後は商品のラインアップを増やし、「金賞酒」「入賞酒」「出品酒」として7月まで販売を続ける計画だ。

 「8回連続日本一」へ応援

 本県は金賞銘柄数で7年連続(12~18酒造年度)の日本一に輝いている。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で最終審査の決審が中止となり、金賞が選定されなかったため、記録更新は今年に持ち越しとなった。

 日本酒は新型コロナウイルス禍で飲食店を中心とした消費量が落ち込み、多くの蔵元が打撃を受けている。桜田武館長は「各蔵が全ての技術を結集して造り上げた最高級の出品酒を味わい、家飲みやギフトで応援してほしい」と呼び掛けた。

 物産館の営業時間は午前9時30分~午後7時。