飲み比べ「やっぱり最高」...「日本一」に酔う 福島県観光物産館

 
金賞受賞酒の飲み比べを楽しむ来館者=福島市・県観光物産館

 全国新酒鑑評会での県産日本酒「V9」達成を受け、福島市の県観光物産館は25日、金賞受賞酒の飲み比べコーナーを設置した。本県の豊かな自然と人が育んだ一杯が左党をうならせた。

 「どのお酒からも酒蔵の思い入れが伝わった」。福島市の会社員藤原忠己さん(55)は同僚と日本一の「ふくしまの酒」を堪能した。岡山県出身の藤原さんは赴任地である福島の酒のとりこになった。3種類の金賞酒を飲み「やっぱり最高」と満足げだ。

 福島市の会社員稲垣みほさん(48)は「9連覇」を信じていた一人だ。勤務中に結果を聞き「会社の人とハイタッチしました」と笑顔を見せた。金賞3銘柄を飲み比べ「香りが鼻に抜けて飲みやすかった」と声を弾ませた。

 記念式典も行い、県酒造組合の阿部淳専務理事、県観光物産交流協会の守岡文浩理事長があいさつした。県観光交流局の市村尊広局長の発声で乾杯し、「HAPPYふくしま隊」が金賞受賞酒を来館者に振る舞った。同隊による酒の振る舞いは、8月ごろまで県内各地で行われる。

 飲み比べは7月ごろまでで、2銘柄700円、3銘柄1000円。時間は午前9時半~午後7時(ラストオーダー午後6時半)となる。

 観光物産館に垂れ幕

 県観光物産館は25日、9回連続の「日本一」を祝う垂れ幕を掲げた。