水質日本一アピール 荒川仕込み...純米吟醸「あらかわ」発売へ

 
新酒をアピールする協議会の油井会長(左から2人目)、渡辺副会長(同3人目)ら

 福島市の荒川桜づつみ酒造り協議会は、日本酒の純米吟醸「あらかわ」を12月12日に発売する。販売は4年目となり、国土交通省の調査で12年連続の水質日本一に選ばれた荒川の清流を広くアピールする。

 荒川の伏流水を洗米や酒の仕込みに用いた。コメ作りの段階でも福島市仁井田の水田に荒川の水を取り込み、酒造好適米「福乃香」を栽培。醸造は同市の金水晶酒造店が担った。

 同10日に新酒発表会を市内で開催する。同協議会の油井健治会長、渡辺富志夫副会長らは「きりっとしたおいしいお酒に仕上がった」と語った。

 生酒1500本、一回火入れ酒は来年3月以降に千本を販売する。価格は共に720ミリリットル1930円。県観光物産館や道の駅ふくしま、東京都内の日本橋ふくしま館「ミデッテ」などで販売する。

 問い合わせは金水晶酒造店(電話024・567・2011)へ。