純米吟醸「天の希」新酒1日発売 富岡、町産米「天のつぶ」使用

 
「天の希」の新酒をアピールする(左から)遠藤商工会長、星杜氏、山本町長

 富岡町産の「天のつぶ」を100%使った純米吟醸酒「天の希(き)」の新酒が4月1日から、町内の店舗などで限定販売される。27日、町内で新酒発表・試飲会が開かれ、関係者が出来栄えを確かめた。

 「天の希」は、富岡町商工会が新たな特産品として企画し、今年で6年目の醸造となった。試飲会では、遠藤一善商工会長と山本育男町長がこれまでの歩みなどを語った。農家でつくるふるさと生産組合の渡辺康男組合長は「収穫前に台風が2回来て難しい年だったが自信を持っておいしいコメになった」と話した。

 酒を醸造した喜多の華酒造場(喜多方市)杜氏(とうじ)の星里英さんは「温度管理に気を付け、きれいな酸味が出た」と新酒の特徴を語った。生原酒と1回火入れの2種類で、いずれも720ミリリットルで1650円。合計2千本を販売する。問い合わせは富岡町商工会(電話0240・22・3307)へ。