料理に合わせてすっきり味わえる 地酒摺上川「火入れ」発売

 
発売となった摺上川火入れをPRする(左から)菊田副会長、安斎会長、佐藤幹事

 酒米、仕込み水、蔵元全てで「オール福島市」を実現した地酒「純米吟醸 摺上川」の「火入れ」が8日、発売された。飯坂温泉地酒をつくる会の安斎忠作会長は「辛口に仕上がった。甘味とのバランスが良く、さまざまな料理に合わせてすっきりと味わえる」とPRしている。

 つくる会は、同市飯坂町茂庭から温泉街を流れる摺上川の豊かな水を生かして本当の意味での地酒を造ろうと、地元有志が立ち上げた。同市飯坂町東湯野で育てた本県オリジナル酒造好適米「福乃香」とモンドセレクション最高金賞の水を使い、同市の金水晶酒造店で仕込んだ。飯坂温泉観光協会とともに、季節ごとに生酒、火入れ、ひやおろしを販売している。

 加熱処理をした火入れは安定した味わいが特徴。発売を記念し8日、つくる会の安斎会長、菊田透副会長、同観光協会専務理事の佐藤真也幹事が同市飯坂町の舛七酒店に集まり、おいしさをアピールした。720ミリリットル入り1930円。問い合わせは同観光協会(電話024・542・4241)へ。

 主な取扱店次の通り。

 舛七酒店、旧堀切邸、角田商店、いちい飯坂店、県観光物産館、川瀬酒販、道の駅ふくしま