ふくしまの日本酒、県民は「これからも飲んで応援」「高度な金賞」

 
金賞受賞酒の飲み比べを楽しむ来館者=24日午後、福島市・県観光物産館

 全国新酒鑑評会の審査結果が発表された24日、県民からは本県の金賞受賞銘柄数日本一への返り咲きを期待する声が上がった。

 福島市の県観光物産館では飲み比べセットが販売され、福島市の税理士本田文利さん(65)は「おいしいのは間違いない。これからも飲んで応援する」と5種類の酒を楽しんでいた。同市のまちなか広場で行われた式典に立ち寄った同市の佐藤玄さん(34)は「来年もっと良いお酒ができれば」と話した。

 県産酒を豊富に取り扱う会津若松市の會津酒楽館渡辺宗太商店社長の渡辺宗太郎さん(47)は「各蔵元がこだわりや新たな試みをしながら取った高度な金賞だと思う」と功績をたたえた。いわき市の酒販店沢木屋では金賞受賞蔵の酒もそろえており、社長の永山満久さん(52)は「うまい酒を作り続けてほしい」と願った。