味きりっと 曙酒造が製造、純米吟醸酒「鹿狼山」発売

 
きりっとした仕上がりの純米吟醸酒「鹿狼山」

 新地町産米を使用した純米吟醸酒「鹿狼(かろう)山」の新酒販売が16日、町内の商店やコンビニで始まった。今年はフルーティーで、きりっとした酒に仕上がった。後藤顕一町商工会長は「日本酒になじみがない方でも飲みやすい。多くの方に味わってほしい」と話している。

 純米吟醸酒「鹿狼山」は町商工会が中心となって1995年に開発。町で収穫したコメを掛米に使い、会津坂下町の曙酒造が製造している。

 16日に発売されたのは、出来たての味わいを堪能できる「おりがらみ生酒」。15日には同町で完成発表会が開かれ、後藤会長が新酒の出来栄えを報告。大堀武町長、水戸洋一町議会副議長が祝辞を述べた。

 価格は720ミリリットル入り1670円、1・8リットル入り3040円。同町の後藤商店や佐藤商店、セブン―イレブン福島新地町店、ファミリーマート目黒新地町店で販売する。来年3月ごろからは、火入れ酒を販売する予定。問い合わせは新地町商工会(電話0244・62・2442)へ。