福島県内から3銘柄、最高金賞 「ワイングラスでおいしい日本酒」

 
(写真上段・左)最高金賞を受賞した「奥の松 純米大吟醸 紺ラベル」、(同・右)受賞酒を手に喜びを語った新城社長、(写真下)最高金賞受賞を喜ぶ桜井社長(左)と杜氏(とうじ)の菊地忠治さん

 ワイングラスで飲むのに適した日本酒のコンテスト「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2024」の審査結果が28日までに発表された。最高金賞に、本県からメイン部門で奥の松酒造(二本松市)の「奥の松 純米大吟醸 紺ラベル」、プレミアム大吟醸部門で末廣酒造(会津若松市)の「純米大吟醸末廣 夢の香」と、千駒酒造(白河市)の「千駒 純米大吟醸」の3銘柄が輝いた。

 酒文化研究所や人気酒造などでつくる実行委員会の主催。14回目となった今回は260社から1038点が出品され、最高金賞55点と金賞267点を選んだ。金賞には本県から15銘柄が選ばれた。最高金賞の表彰式は4月10日に東京都内で行われる。

 造り手として光栄

 奥の松酒造の遊佐丈治社長は「造り手として大変うれしい。受賞を契機に紺ラベルの存在をさらに県民の皆さんに知っていただき、価格も手頃なので、ぜひ多くの人に味わってもらえれば」と話した。

 狙った通りの酒質

 末廣酒造の新城大輝社長は「受賞酒は華やかな香りで、ワイングラスで飲むとより香りが膨らむ。狙った酒質通りの評価を受けた。受賞をきっかけに楽しみ方(飲み方)が広がればうれしい」と話した。

 日本酒の魅力発信

 千駒酒造の桜井慶社長は「昨年は特別純米で金賞を受賞し、今年は純米大吟醸で最高金賞を受賞することができた。おいしいと言ってもらえる酒造りを続け、日本酒の魅力を発信したい」と話した。

 金賞次の通り。

▽メイン部門=「榮川 特別純米酒」(榮川酒造)「奥の松 特別純米」「遊佐 純米吟醸」(奥の松酒造)「純米吟醸 末廣」(末廣酒造)「人気一ゴールド人気純米大吟醸」(人気酒造)

▽プレミアム大吟醸部門=「花春 山田錦 大吟醸」(花春酒造)「奥の松 特撰 純米大吟醸」(奥の松酒造)

▽プレミアム純米部門=「笹の川 福乃香 純米吟醸 ふ」「笹の川 瞬香秀凍 純米にごり生原酒」(笹の川酒造)「人気一伝統技法和釜蒸し濃い純米吟醸」(人気酒造)「奥の松 純米吟醸 福乃香」(奥の松酒造)

▽プレミアム熟成酒部門=「人気一長期熟成酒2016」(人気酒造)

▽プレミアムスパークリングSAKE部門=「人気一あわ酒スパークリング純米大吟醸」「人気一Rice Magic スパークリング純米大吟醸」「人気一Rice Magicスパークリングレッド」(人気酒造)