小手姫うどん味わって 伊達・月舘に「ろっかく茶屋」新店舗

 
「みんなの集う場にしたい」と話す森さん(中央)

 伊達市月町の特産物「小手姫うどん」を提供する「ろっかく茶屋」が29日、同市月舘町御代田字六角にオープンする。運営する月舘ふるさと産品開発企業組合の森和章代表理事(74)は「阿武隈山系を稲庭や香川のようなうどんの産地にしたい」と意気込む。

 小手姫うどんは程よいコシと喉越しの良さ、かみしめた時のうどんの香りなどが特徴で、2018年に同市霊山にオープンした道の駅伊達の郷りょうぜんに常設店舗が開店し、利用者にうどんが提供されている。

 地元の人たちが気楽に集え、地域を訪れた人たちと交流できる場をつくることを目的に、元々製麺所として利用していた建物を改修し、新たに店舗を構えることにした。茶屋では打ちたて、ゆでたてのうどんをセルフ方式で提供する。森さんは「地域も高齢化が進み、地元の人もなかなか遠出できない。外から来た人もうどんを味わい、交流してもらいたい」と話す。

 茶屋の営業は金、土、日曜日の午前11時~午後3時(土曜日は午後5時~同8時も営業)。製麺所は月、水、木曜日の午前10時~午後2時の営業で、冷凍うどんを直売するほか、軽食を提供する。

 現在、店舗改装費用などのクラウドファンディング(CF)をレディーフォー(https://readyfor.jp/projects/116448)で行っている。目標金額は100万円で、期限は5月16日。問い合わせは森さん(電話090・2276・4303)へ。