イチゴ大福、平商高生と共同開発 いわきのマルト全店で販売

 
店頭で「苺和大福」をPRした欠畑さん(右)ら

 スーパーなどを展開するマルト(いわき市)と平商高生徒が共同開発したイチゴ大福「苺和大福(もかだいふく)」の販売が2日、いわき市内のマルト全店舗で始まった。初日は生徒が店頭で販売実習を行い、買い物客にPRした。

 産学官連携商品開発プロジェクトの一環。同校がプロジェクトに取り組むのは4年目で、これまで菓子やドレッシングなど7品目の商品を開発した。イチゴ大福は4月から木内製菓(茨城県神栖市)の協力で開発を進め、生地にいわき市のブランド米「Iwaki Laiki(イワキライキ)」の米粉と千葉県産のイチゴペーストを使用。もちもちとした食感で、イチゴを食べているような甘酸っぱい味わいが特徴という。

 販売実習はいわき市のマルトSC平尼子店で行われ、生徒8人が参加した。試食を100個用意し、買い物客に商品の魅力を伝えた。実習に参加した欠畑恋空(かけはたれあ)さん(流通ビジネス科3年)は「経験を生かして将来につなげたい」と話した。イチゴ大福は10月29日まで、毎週土曜日限定で販売する。問い合わせは同社(電話0246・65・5115)へ。