青春の味...リンゴタルト、福島商生が開発 飯坂の和菓子店で販売

 
福島商高生が開発したリンゴタルト「福商青春菓」

 福島商高の3年生5人が福島市飯坂町産のリンゴを使ったタルトを開発、同校OBの古関裕而さんが作曲した同校の「青春歌」にちなみ「福商青春菓」と名付けた。1個220円。同市飯坂町の老舗和菓子店「一味庵」で15日から販売する。

 開発したのは、課題研究の調査研究分野を選択した安達乃愛(のあ)さん、後藤悠希さん、山本果穂さん、清野早哉子さん、後藤洸生さん。地産地消や魅力発信をテーマに、同校OBの氏家一浩店主と試行錯誤を重ねた。担当教諭の鈴木政直さんは氏家店主の担任だったという。

231214gourmet701-2.jpg写真=リンゴタルト「福商青春菓」を開発した福島商高生と氏家店主(後列左から2人目)ら

 「甘酸っぱくて、ほろ苦い」青春の味を表現するため、リンゴの食感が感じられる硬さにこだわり、コーヒーあんを下地にしてほろ苦さを出した。和菓子らしく小豆をトッピングした。リーダーの安達さんは「キャッチコピー通りの味が表現できた」と満足感を口にし、氏家店主は「勉強できたし、私自身もいい経験になった」と話した。

 一味庵は毎週木曜日が定休。福商青春菓は17日に郡山市のけんしん郡山文化センターで開かれる県高校総合文化祭優秀校公演販売会でも生徒が販売する。