からあげグランプリ、マルトが2年連続「金賞」 北日本部門

 
からあげグランプリ北日本スーパー総菜部門で金賞を受賞した「重ね醤油のニンニク唐揚げ」

 日本一おいしいから揚げを決める「からあげグランプリ」で、マルト(福島県いわき市)が北日本スーパー総菜部門で金賞に輝いた。金賞は2年連続。商品開発に携わった惣菜部の星野卓司部長は「地元の食材にこだわり、本当においしいから揚げができた」と胸を張った。

 からあげグランプリは日本唐揚協会の主催。スーパーや専門店などが出品し、北日本、東日本、中日本、西日本の各ブロックでそれぞれ審査が行われる。書類審査を通過した後の2次審査では、揚げ方や食感、味、量に加え、開発者のから揚げに対する熱量が評価されるという。北日本では、10社が金賞に選ばれた。金賞のうち1社が選ばれる最高金賞は逃した。

 マルトのから揚げは、会津産のニンニク、中通り産のモモ、いわき市産のトマトを使用。茨城県産の再仕込み醤油(しょうゆ)を使い、ニンニクの風味や醤油のこく、香ばしさがありながらも、モモやトマトを使うことで「まろやかで、さっぱりする」(星野部長)仕上がりになった。

 2次審査ではこうした特徴に加え、地元への愛情を発信したという。

 いわき市で12日行われた受賞報告では、安島大司(たけし)常務・商品本部長が「地元の食の魅力を詰め込んだ商品が評価された」と述べ、出席した各生産者に感謝した。星野部長は「地元愛を大事に、次回は最高金賞を目指す」と力を込めた。

 金賞を受賞したから揚げは、いわき市の勿来駅前店を除くマルト36店で販売している。価格は100グラム当たり236円、弁当は646円。

 リオン・ドールがサントリー特別賞

 からあげグランプリではマルトのほか、コープふくしまを運営するみやぎ生協(仙台市)も北日本スーパー総菜部門で金賞を受賞。リオン・ドールコーポレーション(会津若松市)はサントリー特別賞を受賞した。