いわきFC、プロに善戦 パシフィックリム杯、痛恨のPK献上

日本、米、カナダのサッカークラブが初代王者を決める国際大会「パシフィックリム・カップ」第1日は8日(日本時間9日)、米ハワイ州ホノルルのアロハ・スタジアムで1回戦2試合が行われた。
今季から東北社会人リーグ2部で戦ういわきFCは米プロリーグMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスFC(カナダ)に後半43分、PKを決められ0―1で惜敗した。
J1北海道コンサドーレ札幌はMLSのコロンバス・クルーSC(米)に3―2で競り勝った。
いわきは10日午後4時(同11日午前11時)の3位決定戦で、コロンバスと対戦する。札幌とバンクーバーは決勝に進出した。決勝は同7時(同午後2時)に開始予定。
最後まで攻め、テンポ良くパス回し
今季最初の公式戦となったハワイの地で「旋風」は起こらなかった。だが、米プロリーグMLSの選手と互角に戦ったいわきFC選手は確かな手応えを感じていた。90分間走り続けたFW小野瀬恵亮は「押し込む時間もあった。最後まで勝ちを信じて戦った」と悔しさを押し殺し、涙をためてグラウンドに倒れ込んだ。
運動量と当たり負けしない体の強さを追求するいわきは、昨季まで3トップだった戦術を今季から変更、FW平岡将豪をトップ下、小野瀬とルーカス・マセドを最前線に置き、効果的にボールをゴール前までつなぐ布陣を貫いた。
小野瀬が前線で相手にプレスをかけ、平岡がボールを回し、マセドが走り込む。試合開始早々から、体格も身長も違うMLS選手に臆することなく、懐に飛び込んでいった。前線でプレッシャーをかけられた相手はミスが目立ち、いわきは何度もゴールチャンスをつくった。しかし、決定力に欠け、1点が遠かった。
田村雄三監督は「いわきFCの元気な姿を世界にもう一度見せてほしい。下を向くな」と鼓舞、3位決定戦に向け照準を合わせた。
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