いわきFC「今年こそ優勝」 全社サッカー順調スタート

サッカーの第54回全国社会人選手権大会は20日、茨城県のひたちなか、鹿嶋両市で開幕し、1回戦16試合が行われた。東北地域代表のいわきFC(東北社会人2部南)はひたちなか市総合運動公園スポーツ広場で、四国地域代表のFC徳島(四国リーグ)と対戦し、2―1で勝利した。いわきは21日、同公園陸上競技場で九州地域代表の沖縄SV(九州リーグ)と2回戦を戦う。午後1時30分試合開始予定。
初戦に臨んだいわきFC(東北リーグ2部南)はFC徳島(四国リーグ)との接戦を制し、目指す頂点に向け順調なスタートを切った。初戦突破を果たした選手らは「勢いに乗り一戦一戦勝ち上がる」と、悲願の"日本一"へ士気を高める。
本格始動から3年目となるいわき。全社は、前節に優勝を決めたリーグ戦とともに、今季の大きな目標に掲げてきた大会だ。その初戦は、一時同点に追いつかれるなど苦戦を強いられた。それでも終了間際になんとか相手ゴールをこじ開けて勝利。MF金大生選手(23)は「緊張感ある試合だったが勝てて良かった。優勝に向け、まず1勝できたことが大きい」と振り返った。
優勝はあと四つの勝利が必要で1度の敗戦も許されないトーナメント。選手も緊張からか試合開始直後は守りを意識し、消極的な試合運びを見せるなど課題も見えた。「勝ててラッキーな試合だった」と語る田村雄三監督(35)は、「この勝ちを生かせるかどうかは自分たち次第。次は100パーセントの力を出し切りたい」と次戦へ気を引き締める。
いわきの全社初陣を後押ししようと、会場にはサポーターたちの姿も。2年前の全社を観戦したという東京都江戸川区の会社員(32)は「難しい試合だったが、2年前と比べ今回は柔軟にボールを回せていた」と、選手の成長を実感した様子。「ダークホースとして、強豪をなぎ倒してほしい」と、いわきの躍進に期待を寄せた。
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