いわきFC『少数精鋭』...昇格挑む 新チーム船出!9人を補強

 
サポーターらの前で活躍を誓ういわきFCの選手たち=19日午後、いわき市・イオンモールいわき小名浜

 本格始動から5年目で全国リーグの日本フットボールリーグ(JFL)に挑むいわきFC。初めて一般公開された19日の新体制発表会では、選手たちがサポーターを前にJ3昇格を懸ける今季の意気込みを語った。

 発表会が開かれた、いわき市のイオンモールいわき小名浜には、サポーターら約400人が集まり、新チームの船出を見守った。

 今季のいわきは過去最少となる選手24人で戦う。人数こそ少ないが、JFLソニー仙台FCから新加入のDF田中龍志郎(24)をはじめ、J2ファジアーノ岡山から移籍のMF松本健太郎(23)ら有力選手9人を補強、少数精鋭でリーグ戦に臨む。

 田村雄三監督(37)は「能力が高い選手がそろった。新加入選手の強みを生かし、既存の選手の良さを引き出したい」と抱負を語った。

 新加入のDF田中は「いわきのサポーターは熱くて温かい。自分らしさを出して目立っていきたい」と気持ちを高ぶらせた。田中はソニー仙台に2年間在籍、JFLでの戦い方を知るだけに「長距離の移動など大変な要素もあるが、自分の経験をチームに伝えていきたい」と決意をにじませた。来場した同市の会社員猪狩裕美さん(42)は「いわきFCの試合は見ていてわくわくする。今年も熱い試合を見たい」と声を弾ませた。

 FW・バイロン移籍が近日中に決定

 また、発表会の中で、チームを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長(50)がチリ1部リーグクラブと交渉中のFWバスケス・バイロン(19)の移籍が近日中に決まると明かすと、サポーターから歓声が上がった。