サッカーのいわきＦＣを運営するいわきスポーツクラブは３日、いわき市常磐上湯長谷町のいわきＦＣフィールドで、「３密」を避けたドライブイン方式のトレーニングイベントを開いた。参加した家族連れなどが人工芝の上で体を動かし、気分転換した。

　新型コロナウイルス感染症拡大で、外出自粛の生活が続く中、感染予防策を講じた上で運動不足などを解消しようと企画した。市内の家族連れなど約６０人が参加。参加者は密接、密集、密閉の「３密」を避けるため車に乗ったまま会場に入り、約２０メートルの間隔を空けて運動時のみ車外に出て体を動かした。いわきＦＣ選手のトレーニングを指導するパフォーマンスコーチが講師を務め、ストレッチをはじめ、筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせたプログラムを実践。人工芝の上で外の開放感を楽しみながら、汗を流した。いわきスポーツクラブの大倉智社長は「外出自粛が長引いていて、心も体も疲弊している。気分転換になればうれしい」と話した。

　同イベントは、４日午後３時～同３時３０分、６日午前１１時～同１１時３０分と午後１時３０分～同２時にも行う予定。参加無料。対象は市内在住者で、申し込みは前日の午後９時まで。３７・５度以上の発熱やせきなどがある場合は参加できない。申し込みは専用フォーム、問い合わせは同クラブへ。