いわきFC、来季のJ3昇格ならず JFL最終戦、宮崎に敗れ7位

 
宮崎に敗れ、がっくりと肩を落とすいわきイレブン=宮崎県総合運動公園陸上競技場

 サッカーJFLのいわきFCは29日、宮崎市の宮崎県総合運動公園陸上競技場でリーグ戦の今季最終戦に臨み、テゲバジャーロ宮崎に0―3で敗れ、J3昇格を逃した。いわきの通算成績は6勝3分け6敗となり、JFL参入初年度のシーズンを7位で終えた。

 いわきは、攻撃サッカーを掲げリーグ戦に臨み、終盤にはJ3昇格圏に届く位置に付けた。JFLからJ3への昇格には、リーグ戦4位以内であり、かつJリーグの準加盟に相当する「百年構想クラブ」の認定を受けたチームのうち2位以内に入ることが必要だった。しかし、前節引き分けとなったため、自力での昇格が消えた。最終節は、他会場の試合結果次第ではあるが、引き分け以上で昇格の可能性があるという正念場となっていた。

 いわきは、すでにJ3昇格を決めていた宮崎を相手に、試合開始直後から積極的に攻撃を仕掛けた。しかし、人数をかけて守る宮崎の守備陣を崩すことができず、ミスや相手のカウンターなどから3失点した。

 イレブンには宮崎まで駆け付けたサポーターから励ましのエールが送られた。

 いわきは2016(平成28)年に本格始動。19年は東北社会人リーグ1部、全国地域チャンピオンズリーグを無敗で優勝し、今季からJFLに初参戦していた。