【J3昇格へ・6年目の再挑戦】地域貢献 ファン層拡大目指す

 
今季の新ユニホームを着用し、サポーターらの写真撮影に応じる選手たち。地域を一層盛り上げるための戦いが始まる

 サッカーのいわきFCは本格始動6年目の今季、スポーツを通じた一層の地域活性化に向けてファン層拡大に力を入れる。新体制発表会で、チームを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長(51)は本格始動からの歩みを振り返り「地域を良くするため、もっと輪を広げないといけない」と強調した。

 チームによると、昨季はホーム戦1試合平均で約1300人と、J3の平均に相当する動員を達成。会員制交流サイト(SNS)などのソーシャルメディアは全世界から登録があり、J2クラブに匹敵する約6万人が登録しているという。

 スポンサーも本格始動当時の5社から240社まで拡大し、大倉社長は「右肩上がりに少しずつ共感が増えてきた」と手応えを語る。今季もファンクラブ「LOVE IWAKI」会員を登録無料としてファン層拡大を図る。また、ソーシャルメディアの発信も強化し、登録者7万人を目指す。

 1月31日の新体制発表会には、熱いサポーターらが足を運んだ。家族と訪れたいわき市の児童(9)は「諦めないで頑張る姿が好き。JFLで優勝してほしい」と引き続きの応援を誓った。

 2月14日に開幕戦

 いわきは3月14日に開幕戦を迎え、同市のいわきグリーンフィールドでヴィアティン三重と対戦する。12月まで全34節を戦う予定。