被災地応援、決意新た いわきFCが双葉・伝承館視察

 
震災・原発事故と本県復興の足跡を資料や映像、パネルを通して学んだ選手たち

 サッカーのいわきFCの選手らは8日、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れ、震災と原発事故の被害や本県復興の足跡に理解を深めた。

 選手とスタッフ計37人が参加した。「富岡町3・11を語る会」の語り部の話を聞き、展示会場を見て回った。震災当時小学6年だった新加入のMF嵯峨理久選手(22)は「当時は何が起きたのか理解できなかったが、これまでにいろいろな人から話を聞かせてもらった。プレーで被災地を応援したい」と話した。

 チームを運営するいわきスポーツクラブは、設立当初から第1原発の廃炉作業を視察してきた。今回は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で原発視察ができないため、伝承館のほか、楢葉町の地域交流館「ならはCANvas(きゃんばす)」、Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)を視察した。