今季の戦力分析と先発予想 あすJ2初陣、同じ昇格組の藤枝と
サッカーJ2は18日開幕する。昇格組のいわきFCはホームのいわきグリーンフィールド(いわき市)で、同じく昇格組の藤枝MYFC(静岡県)と戦う。午後2時開始予定。新たなステージでの挑戦を始めるいわきの戦力を分析する。
いわきは昨季、走力を武器とした縦へ速いサッカーでJ3を席巻した。2季目となる村主(すぐり)博正監督の下、方針は変わらない。昨季の主力が多く残留し、組織力を引き継げたことは大きい。
山下、宮本攻守に奮迅を
守備的MFの山下優人、宮本英治のコンビは、今季もいわきの心臓となる。攻守で動き回る運動量が持ち味の宮本は、ゴール前での決定的な仕事にも期待がかかる。主将山下はチームの真ん中でバランスを取りつつ、J初ゴールも虎視眈々と狙う。
谷村、先発での活躍鍵
得点源は昨季17得点を上げMVPに輝いたFW有田稜。コンビを組むであろうFW谷村海那は昨季、途中出場で流れを変えるプレーが目立った。先発で安定して存在感を示せるかが鍵。
センターバック(CB)は昨季の家泉怜依、遠藤凌のコンビに、U―23日本代表選出経験のある実力者速水修平などが割って入れるかが注目される。
長期離脱中の岩渕弘人の代役は、宮崎幾笑(きわら)。鋭いドリブルを持つ加藤悠馬もその座を狙う。山口大輝の左MFには永井颯太、鏑木瑞生らが控える。
昨季から大きく変わるのはGKとサイドバック(SB)だ。J参入、J3優勝の功労者である坂田大樹が福岡へ、日高大が千葉へ移籍し穴埋めが必要となった。正GKはJ2での経験値がある高木和徹がスタメン筆頭か。嵯峨理久は本職の右SBに加え左SBにも挑戦中で、石田侑資は両SBとCBをこなせるため逆の組み合わせもある。また守備能力の高い江川慶城の安心感も捨てがたい。(小磯佑輔)
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