「歩いて」いわきFC応援 ヘルスケアパスポート発行始まる

 
血管年齢を測定する来場者(右)=いわき市・いわきグリーンフィールド

 8日に行われたサッカーJ2のいわきFCのホーム戦では、来場者向けの「ヘルスケアパスポート」の発行が始まった。サポーターの健康づくりを兼ねて、いわき市のいわきグリーンフィールドに徒歩での来場を促すのが狙い。歩いて来場するなどしてポイントをためると、選手のサイン入りグッズや市特産品などが当たる抽選会に参加することができる。

 市と明治安田生命保険いわき支社、同FCを運営するいわきスポーツクラブが連携した取り組み。サポーターの健康づくりに貢献するとともに、会場周辺の駐車場不足の解消や地域活性化にもつなげたい考えだ。

 最寄りのJR湯本駅から徒歩で来場すると10ポイントがもらえる。血管年齢の測定や、野菜摂取の度合いを調べる「ベジチェック」を受けてもポイントが与えられ、1試合で最大20ポイントをためられる。200ポイント以上を集めると、11月のホーム最終戦で開かれる抽選会に参加できる。

 パスポートの発行とポイントの受け取りは会場の明治安田生命保険のブースで受け付ける。初日から多くのサポーターらがブースを訪れ、自身の健康状態を確認した。2年以上会場で観戦を続けるいわき市の正木淳さん(49)は「健康をチェックできる機会はあまりない。観戦に合わせて手軽にできるのは良いと思う」と語った。