「いわきFCチケット」提示→双葉・伝承館の入場料が2割引き

 

 東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)は16日から、サッカーのいわきFCと連携事業を始める。伝承館への来館時にいわきFCのホーム戦チケットを提示すると料金を2割引きで入館できるようにするなどして、震災や復興への取り組みを伝える。

 伝承館が12日、発表した。いわきFCと連携することで、県内外から応援に訪れる多くのサポーターに震災と東京電力福島第1原発事故について知ってもらうことや、浜通り地域の交流拡大につなげることが狙い。

 チケットを見せると大人は480円、小中学生や高校生は240円で伝承館に入れる。割引の有効期間は試合前日から試合翌日までの3日間。また、16日にいわきグリーンフィールド(いわき市)で行われるザスパクサツ群馬戦の会場では、パネル掲示などを予定している。伝承館の担当者は「今季J2に昇格して注目を浴びているチームを応援し、一人でも多くのサポーターに双葉郡にも足を運んでもらいたい」と話した。