郡山の雑貨品小売業、破産手続き開始決定 店舗維持の負担増加

 

 信用調査会社の帝国データバンク郡山支店と東京商工リサーチ郡山支店によると、日用雑貨品小売業のピノキオ(郡山市)は18日までに、地裁郡山支部から破産手続き開始決定を受けた。負債額は2023年9月期時点で約1億4200万円。決定は8日付。

 ピノキオは1964年3月の創業。郡山市などで雑貨店を運営し、93年9月期には売上高約4億7700万円を計上していた。しかし、売り上げが伸び悩んだほか、店舗維持経費の負担が増加して収益改善が図れず、事業継続を断念した。