夜の森に響く鳴子の音 桜まつりでよさこい演舞
富岡町の桜の名所「夜の森の桜並木」周辺で開かれた「夜の森桜まつり2024」の最終日の7日、歩行者天国となった桜並木の道路でよさこいの演舞が披露された。見頃となった桜の下で、鮮やかな衣装に身を包んだ踊り手が熱のこもった踊りを繰り広げた。
実行委員会と町の主催。よさこいは富岡二中跡地東側の桜並木で行われ、県内外のよさこいチームが参加した。鳴子を打ち鳴らしながら踊り歩く「流し踊り」を展開し、チーム独自の迫力ある演出や、にぎやかなかけ声を披露し、沿道の観衆を沸かせた。
地元富岡町を拠点にするよさこい団体「さくらYOSAKOI天花(てんか)」も踊りを披露。伊藤孝代表(54)は「風景は一変したが、古里の桜の下で演舞できる喜びは変わらない。復興のため多くの人が関わるイベントになってほしい」と語った。
メイン会場の夜の森公園周辺の復興は道半ば。同町から須賀川市に避難している坂本秀雄さん(60)は震災前、桜まつりに関わっていた。「先人の残した桜並木を大事にして、新しいまちづくりを進めてほしい」と願う。
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