和牛初競り59万8663円 JA全農福島、前年比減...生産コスト懸念
JA全農福島は9日、本年度の和牛初競りを行い、初日の平均価格は59万8663円(前年比6万6742円減)だった。JAは、不安定な国際情勢による飼料価格の高騰で子牛を購入する肥育農家が生産コストの増加を懸念し、取引価格を抑えていることなどを要因とみている。
初日は397頭中393頭の取引が成立し、平均価格は雌牛が51万8177円、去勢牛が65万2777円。最高額は去勢牛の95万2600円だった。
JAによると、初日の取引価格は3月の平均価格より約3万8000円増加しているという。古山修家畜市場課長は「和牛は外国人から人気が高く、インバウンド需要が価格に反映されてきている」と分析する。
一方で、国内で物価高が続いていることから「和牛は高級品のイメージがあり、一般市民の消費が低迷している」とし、和牛の消費拡大に向けてPR活動を推進していく考えを示した。
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