〝行政っぽくなくて〟好評 町民カメラで「映える富岡」発信

 
「町民カメラ」の投稿の一つ

 富岡町のインスタグラム公式アカウント「とみおカモン」の企画「町民カメラ」が人気だ。町民や町ゆかりの人がカメラマンとなり、町内のお薦めスポットや日常風景をインスタントカメラで撮影して紹介していく内容。数珠つなぎで回しており、すでに10人以上が投稿している。

 町のインスタグラムの公式アカウントは昨年7月から開設。あえて"行政っぽくない"発信を心がけ、住民目線の親しみのある情報を届けている。町民カメラの初回は山本育男町長で、町役場の隠れた"映えスポット"や町内に咲く花々を紹介。2人目以降は撮影者が指名しており、町民の輪がつながっている。

 町公式インスタグラムの運営に携わり、町民カメラの企画を提案した同町のknot代表社員の遠藤真耶さんは「町民や町に関わる人を巻き込んで発展させたいとの思いがある」と狙いを語り「『懐かしい』と『新しい』が同居する町・富岡の魅力を発信したい」と話した。

 町内の小浜風童太鼓で活動する猪狩考平さん(35)はインスタントカメラを受け取り「思い出の場所を撮影したい」と意気込んだ。町企画課職員は「町に親近感や懐かしさを感じてもらえれば。企画を通して人の輪が広がっている」と期待を込めた。

 町公式インスタグラムはhttps://www.instagram.com/tomiokatown_official/

猪狩考平さん「町民カメラ」の企画でインスタントカメラを受ける猪狩さん