福島県内の4月倒産は8件 件数、負債総額が大幅増

 

 東京商工リサーチ郡山支店が2日発表した4月の県内企業倒産状況(負債額1000万円以上)によると、倒産件数は8件(前年同月比7件増)、負債総額は7億9500万円(同6億9500万円増)といずれも大幅に増加した。倒産件数が前年同月を上回るのは5カ月連続。

 産業別ではサービス業他が4件、建設業、運輸業が各2件。倒産の要因は、新型コロナウイルス関連が5件、原油高関連が2件、人手不足関連が1件だった。地域別では県北4件、県中・県南3件、会津1件。

 郡山支店は「物価高で『利益なき売り上げ増』という悪循環を余儀なくされている中小・零細企業を中心に、企業倒産は増勢をたどる可能性が強まっている」としている。