伊達のイオンモール開業26年か 資材高騰、労働者不足で遅れ

 

 福島県伊達市堂ノ内に開業予定の大型商業施設「イオンモール北福島(仮称)」について、当初予定されていた今年12月開業から1年以上ずれ込み、2026年中の開業で調整が進められていることが16日、関係者への取材で分かった。建設工事に携わる労働者不足や建築資材の高騰などが大きく影響しているとみられる。店舗の名称については「イオンモールふくしま伊達」で調整しているという。

 イオンモール(千葉市)は16日、福島民友新聞社の取材に「21年3月に発表した通り、24年以降としている開業時期について変更はない。具体的な開業時期などについて、調整でき次第発表する」とコメントした。

 建設予定地は、国道4号の西側に広がり、相馬福島道路伊達桑折インターチェンジに隣接している。JR伊達駅から約1キロ東側。周辺道路の拡幅工事は3月までにほぼ完了しており、今後、建物の建設が始まる。

 県の「商業まちづくり推進条例」に基づき、同社から県に21年7月に提出された新設届け出によると、敷地面積は17万699平方メートル、店舗面積は6万平方メートル。1日当たりの集客予定者数は5万7千人としている。