郡山・うすい、3期ぶり赤字 ブランド店閉店や大規模改装経費響く

 

 うすい百貨店(郡山市)の2024年1月期決算は、純損益が2億5700万円の赤字(前期は9500万円の黒字)だった。赤字は3期ぶり。高級ブランドのルイ・ヴィトンの閉店に伴う売り上げ減や、23年秋から行っている大規模改装の経費計上が響いた。18日の株主総会で承認された。

 売上高は128億1800万円(前期比8億6600万円減)、経常損益は1億100万円の赤字(前期は1億4800万円の黒字)。部門別の売上高は、食料品が37億2200万円(前期比0・8%減)、衣料品が35億4千万円(同4・8%増)、雑貨が22億2千万円(同5・6%増)だった。

 大規模改装は1階や地下1階を中心に実施し、当期の設備投資額は4億7300万円となった。同百貨店は「(大規模改装を)集客アップにつなげ、売り上げの挽回を図る」としている。

 任期満了に伴う取締役の選任で、横江良司社長ら4人を再任した。安田伸也取締役は退任した。