赤べこ工房やカフェ楽しめる 柳津駅新装、新たな観光拠点に

 
来場者でにぎわう駅舎内のカフェ=柳津町

 柳津町がJR東日本東北本部から無償譲渡を受け、改修したJR会津柳津駅は13日、「町会津柳津駅舎情報発信交流施設」としてオープンした。同日、同駅や駅前広場で記念イベントが開かれ、新たな観光拠点施設を一目見ようと訪れた人たちでにぎわった。

 駅舎内には町が発祥とされる赤べこの張り子工房やカフェ、観光案内窓口などが整備された。カフェでは訪れた人たちが飲み物などを注文し、くつろぎながら生まれ変わった駅舎内を見学していた。

 赤べこの絵付け体験やミニSLの乗車体験など、柳津町や鉄道に関連するイベントも開催され、親子連れなどが楽しいひとときを過ごした。同駅は木造平屋で、只見線の停車駅として1927年に建築された。町は歴史ある駅舎の保存と継承、地域活性化を目的に改修した。