新庁舎建設現場を公開 会津若松市、70人が新棟と旧棟見学

 
(写真上)旧棟にある市民ホール(仮称)の工事現場、(写真下)旧棟にある議場の工事現場

 会津若松市は14日、建設中の市役所新庁舎の見学会を開き、市民に建設現場を公開した。担当者は「市のシンボルとなるよう建設を進めている。完成を心待ちにしてほしい」と話した。

 新庁舎は、歴史的価値が高い旧棟と7階建ての新棟を合わせた設計。来年3月の完成を見込んでおり、来年5月7日から使用開始を目指している。市によると、14日時点では、旧棟の免震補強工事、新棟の5階部分の建設が行われていた。

 見学会には、計約70人が参加。担当者から建設の進行状況について説明を受けた後、現場を見学した。新棟では、総合受付などが整備される1階を公開した。

 旧棟では、約6千トンの同棟を油圧ジャッキで持ち上げて免震補強工事を施している。多数のジャッキが設置された基礎部分のほか、にぎわいづくりに向け、イベント会場として整備が進む市民ホール(仮称)や議場の工事現場も公開された。

 市は昨年3月に新庁舎建設を始めた。7月からは周辺道路の拡幅工事を始める予定。延べ面積は1万3738平方メートル。建設の進行状況やライブ映像は、市のホームページから確認することができる。