内堀雅雄氏「身の引き締まる思い」 福島県知事再選から一夜明け

 
当選を報じる新聞を見る内堀氏と妻栄子さん=29日午前、知事公館

 知事選で再選を果たした内堀雅雄氏は当選から一夜明けた29日朝、福島市の知事公館で報道陣の取材に応じ「身の引き締まる思い。次の4年間でまた復興・創生にしっかりと挑戦し、成果を実感してもらえるよう全身全霊で努力を続ける」と決意を新たにした。

 内堀氏は自身の高い得票率について「次の4年間、復興・創生に向けて努力してほしいという多くの県民の熱い思いがこもっている。その期待に応えるため誠心誠意頑張っていきたい」と強調。過去2番目の低さとなった投票率に対しては「真摯(しんし)に受け止めている」と述べた。

 28日夜から29日未明にかけては支持者に謝意を伝えたほか、取材対応に追われた。4時間ほどの睡眠で午前5時すぎに起床。疲れた表情は見せず、妻栄子さん(53)と再選を報じる新聞に目を通しながら「現場主義でまた早速動きだしたい」と語った。

 内堀氏、来社し抱負「県民の言葉、原動力」

 知事選で再選を果たした内堀雅雄氏は29日、福島民友新聞社を訪れ、選挙戦を振り返るとともに2期目の決意を語った。

 内堀氏は17日間の選挙戦について「県民の方々と直接触れ合う中でたくさんの言葉をいただいた。国や東京電力との交渉、風評対策、県民の健康長寿など今後4年間の取り組みのエンジンになる」と述べた。

 また、自身のリーダーシップについては「地域のそれぞれの事情を踏まえ、一つ一つの課題に結論、けじめをつけたい。8割の人が『いいね』と思う解決策はないが、それを決めていきたい」と語った。