混戦模様!32氏...知名度浸透に躍起 会津若松市議選・終盤情勢

 

 会津若松市長選と同日程の市議選(定数28)では、立候補した現職24人、元職1人、新人7人の計32人の各陣営が地元の支持固めや票上積みを目指し、しのぎを削る。大票田の市中心部で複数の新人が立候補するなど選挙戦は混戦の様相を呈し、各陣営は浮動票の獲得や知名度の浸透に躍起だ。

 前回4年前の投票率は過去最低の50.24%。今回は8年ぶりに市長選とのダブル選となり、多くの陣営は投票率が前回を上回るとみている。しかし当選ラインの想定は陣営によって差がある。ある陣営は「当選ラインは1000から1300票程度ではないか。終盤は地元に選挙カーを走らせ、票を固めたい」とした。

 改正公職選挙法の施行で選挙運動用のビラ配布が解禁されて初めての市議選。多くの候補者が上限4000枚のビラを使用し、新聞折り込みなどで配布している。ある新人候補の陣営は「有権者の手元に名前と顔が残せるので、知名度浸透には効果的だ」と話した。