「西郷村議選」投票率は過去最低54.38% 若年層への浸透課題

 
鈴木委員長から当選証書を受ける真船氏(右)

 任期満了に伴い4日に投開票が行われた西郷村議選で現職12人、新人4人が当選した。投票率は54.38%で前回を5.99ポイント下回り、過去最低となった。

 前回の2015(平成27)年に比べ、有権者は増加した一方、投票者は減少した。同村では村議選以外でも投票率の低さが課題になっているが、今回の結果は、村民の村議会への関心の低さを浮き彫りした形。村選管は「若年層への浸透が課題」とし、今後も投票率向上への対策を検討するとした。

 村内12カ所の投票所別に見ると、最高は川谷の73.98%、最低は下新田の34.71%だった。川谷に次いで投票率が高かったのは、羽太の69.68%だった。

 新村議16人に当選証書

 西郷村議選で当選した16人への当選証書付与式は5日、村役場で行われた。

 鈴木正敏村選管委員長がトップ当選の真船正晃氏ら当選者一人一人に当選証書を手渡し「西郷村の発展と公約実現に向けて存分に力を発揮し、活躍してほしい」とあいさつした。

 新村議の任期は28日から4年。9月3日に臨時会を開き、正副議長などを決める見通し。