「福島県議選」女性は半減6人、候補平均57.1歳 最年少は28歳

 

 第19回県議選には男性69人、女性6人の計75人が立候補した。立候補者の年齢や性別などを2015(平成27)年の第18回県議選と比較した。

 立候補者の平均年齢は57.1歳(男性56.8歳、女性60.0歳)で前回を0.3歳上回った。年代別でみると、60代が最多の27人で全体の36%を占め、50代が18人で24%、40代が15人で20%、70代が9人で12%、30代が5人で約7%、20代が1人で約1%の順。

 前回は60代が34人と最も多く、少なかったのは70代の6人となっていた。今回の最年少は28歳で、最年長は79歳。前回は最年少が32歳、最年長が75歳だった。

 右肩上がりを続けていた女性候補者の数は、過去最多の12人に上った第18回の半数にとどまった。政党別でみると、自民が1人、共産が5人。選挙区別では郡山市で2人となった以外、福島市、伊達市・伊達郡、須賀川市・岩瀬郡、いわき市がいずれも1人となった。

 立候補4人減、最少更新

 第19回県議選の立候補者数は75人で2003(平成15)年の第15回を3人下回り、過去最も少ない。15年の第18回と比べて4人減少した。

 競争率は1.29倍で前回の第18回から0.07ポイントの減少。最も低かった第15回の1.34倍を0.05ポイント下回った。最も高かったのは1951年に行われた第2回の2.82倍だった。

 競争率の低さが示すように、無投票は9選挙区、無投票当選者は15人に上った。