10選挙区43議席、60人が最後の攻防 「福島県議選」10日投票

 

 任期満了に伴う第19回福島県議選は10日、投票が行われ、即日開票される。19選挙区中、無投票となった9選挙区(15人)を除く10選挙区で舌戦が繰り広げられ、60人が43議席を争う少数激戦となっている。台風19号災害の影響が続き投票率低下が懸念される中、陣営、選管ともに投票率アップに懸命だ。

 選挙戦になっているのは福島市、郡山市、須賀川市・岩瀬郡、石川郡、白河市・西白河郡、会津若松市、喜多方市・耶麻郡、南会津郡、いわき市、相馬市・新地町の10選挙区。

 各党の状況をみると、自民が現職と新人の計25人を公認、無投票当選の10人を含め過半数の議席獲得を狙っている。国民民主は現職と新人の計9人が選挙戦に入り、無投票当選の3人を含め全員当選を目指す。

 現有5議席の共産は現職と新人の計7人を公認、1人が無投票当選した。公明は4議席獲得へ現職と新人の計4人が支持固めを図っている。

 立憲民主は現職2人、社民は現職1人と新人2人が選挙戦を展開。無所属は現職1人が無投票で当選しており、現職と新人の計11人が最後の攻防を繰り広げている。