玄葉光一郎氏「新党参加」意向示す 立民、国民に合意を求める

 

 玄葉光一郎元外相(写真、衆院福島3区)ら無所属衆院議員のグループ「社会保障を立て直す国民会議」の有志7人は31日、立憲民主、国民民主両党に対し、7日までに合流協議を決着させ、新党結成に向けた基本合意を行うよう申し入れた。玄葉氏は「自民党に対する挑戦権を得るために必要なプロセスだ」と述べ、新党結成の場合には自身も合流する考えを示した。

 申し入れ書では「両党の理念や基本政策は共通性が高く、合流の大義は十分にある」と強調。「一刻も早く大きな固まりをつくり、政権交代に向けた活動に注力すべきだ」と訴えた。

 同グループは、玄葉氏のほか野田佳彦前首相らがメンバーで、立民などでつくる野党会派に所属しており、立民から新党への参加を呼び掛けられている。31日にはグループを代表し、玄葉氏が両党の幹事長に要請した。

 玄葉氏は、国会内で福島民友新聞社などの取材に応じ、両党に7日までの決着を求める理由について、お盆休みの期間に入ると合流機運が低下する懸念があるためだと説明した。その上で、自身を含む野党勢力の再結集に向けて意欲を示した。