勅使河原県議が立候補意思固める 郡山市長選、3人の選挙戦か

 

 来年4月の任期満了に伴う郡山市長選で、県議の勅使河原正之氏(68)=自民、郡山市、4期=が10日、立候補の意思を固めた。市長選には現職の品川萬里氏(75)が3選を目指し、12月市議会で立候補を表明する見通し。前市議の会社役員馬場大造氏(60)もすでに立候補を表明しており、3人による選挙戦となる可能性が出てきた。

 勅使河原氏は郡山市で同日に開かれた連合後援会の代表者会議で出馬要請を受け「出馬の意思を固めている。適切な時期を見極めながら正式に表明したい。貴重な行政経験を生かし、ふるさとに恩返しする気持ちで頑張っていきたい」と意欲を述べた。12月中に県議を辞職し、出馬会見する見通し。

 勅使河原氏は郡山市出身。日大工学部卒。郡山市職員を経て1995(平成7)年から郡山市議を3期務めた。2007年に県議に初当選した。自民党県連の郡山総支部長を務めている。

 市長選を巡っては水面下でほかに候補者を擁立する動きもあり、告示まで約半年となる中で情勢は流動的だ。