金子恵美氏「代表」選出 立民福島県連、代表代行は小熊慎司氏

 

 郡山市で10日開かれた立憲民主党県連の結成大会では、役員人事で県連代表に金子恵美氏(55)=衆院福島1区=を選出したほか、常任顧問に党副代表の玄葉光一郎元外相(56)=衆院福島3区、代表代行に小熊慎司氏(52)=衆院比例東北=を選んだ。

 副代表には瓜生信一郎氏(71)=喜多方市・耶麻郡=と古市三久氏(71)=いわき市=を選出。三役人事は、幹事長に亀岡義尚氏(57)=伊達市・伊達郡、総務会長に高野光二氏(68)=南相馬市・飯舘村、政調会長に高橋秀樹氏(55)=福島市=を充てた。幹事長代行は宮下雅志氏(65)=会津若松市=が務める。瓜生氏は県議団会長、高野氏は倫理委員長を兼ねる。

 追加合流の可能性も 常任顧問の玄葉氏

 立民県連の常任顧問に就いた玄葉光一郎氏は結成大会後の記者会見で、新党への参加を見送った無所属の議員らについて「どこかの段階でもう一度、一緒になる機会を必ずつくりたい」などと述べ、さらなる合流に向けた調整へ意欲を示した。

 新党の船出については「満点ではない」と評価したが「分かりやすい対抗軸を打ち出して流れに乗れば、十分に自民党と闘える」と一定の手応えを口にした。